八つ当たり復讐劇
SF転生もの。
ロボットや宇宙戦艦が登場する世界。
開幕クオリティ低めの宇宙戦争が始まる。
世界観お披露目のための軽い戦闘の後、前世の回想に入る。
開幕数分でSFを観ていたはずが昼ドラが始まる。
前世では善良に生きていた(自称)が裏切られ大切なものを奪われ自分の生き方に後悔する。
その復讐として転生後は弱者を虐げる側になろうとする。
八つ当たりじゃね?
昼ドラが終わると再び宇宙へ。
昼ドラから宇宙に場面転換するアニメはなかなかないな。
戦闘シーンの出来は微妙だが戦艦の一斉掃射だけは弾幕濃いめでよかった。
主人公は悪徳領主というタイトル通りに悪いことするぞ!弱者を苛めるぞ!と口では連呼している。
でも今のところ悪役っぽさはあまりない。
SF転生モノってだけで珍しさは感じるけど期待値は低めな1話だった。
あらすじ
星間国家アルグランド帝国の辺境を統治する伯爵家に転生し、幼くして当主になったリアム。前世ではその善良さから奪われ続けた彼は、今度は悪徳領主として民を虐げることを決意する。しかし、悪徳領主らしくふるまってもなぜか民からの好感度は上がり続け…!?
制作陣
監督 柳沢テツヤ
原作 三嶋与夢
アニメーション制作 Quad
キャラクター原案 高峰ナダレ
ロボと戦艦
1話冒頭は宇宙での戦闘から始まる。
最初に登場する戦艦やロボはCGが使われていたが、
戦闘シーンでは手描きになっている。
クオリティは高くはないが昔ながらのロボアニメのような懐かしさを感じる描き方だ。
しかし動くのは主人公ばかりで敵はカカシのように無抵抗でやれていくのでそこは残念。
もっと抵抗しろ。
機体や戦艦のデザインは普通。
主人公の機体は黒塗りの武骨なデザインとなっている。
肩のパーツが大きく色も真っ黒なのでブラックサレナを連想させる。
でもブラックサレナの方が圧倒的にカッコイイ。
1話では基本的に剣のような近接武器で戦う。
途中ビームランチャーと思われる武器も登場する。
このビーム兵器がボールペンに見える。
一回ボールペンって思ったらもうボールペンにしか見えなくなってしまった。
威力はわからない。
前世の話
1話の大半は前世の話で終わる。
サラリーマンとして家族のために働いていたが妻が浮気していたり、
会社の金を横領したことにされたり散々な目にあったという話を昼ドラのように丁寧に描いている。
2行でまとまるような話を1話の大半をかけて見せられるのでかなり退屈。
散々な目にあった主人公が最後は病気で死にかける。
死ぬ寸前に謎の男が現れて好きな世界に転生させてくれるという。
異世界に行くことになった理由も唐突すぎて納得感はない。
主人公は前世では善良に生きた結果ひどい目にあったから、
転生したら好き勝手に生きて弱者を虐げる側になろうと決意する。
でも言うほど善良ってわけでもない。
何も考えずブラック企業に勤め続け、
家族との交流の時間もあまりなかっただけの人生が果たして善良なのか?
つらい人生だと同情はするが善良かと言われてる微妙だ。