拳で語るヒーラー
ヒロインのキャラデザは割と好き。
始まってすぐにヒロインと思われるキャラたちのグタグダな日常パートが続く。
まだ名前も関係性もわからないキャラがキャッキャしてる様子をダラダラ見せられるのは1話冒頭としては退屈だ。
原作知ってる人なら楽しめるかもしれない。
主人公登場後は少し面白くなる。
奴隷の少女に唐突に悪霊が取り付いて暴れているので、
制圧して治そうとする。
ヒーラーは除霊も仕事のようだ。
戦闘シーンはなかなかのクオリティだった。
飛んできた岩を拳で砕いたりする。
ヒーラーっぽくはない。
第1話はだいたいが世界観・目的・経緯などの説明がメインになるものだけど、
このアニメはそういった要素が少ない。
冒頭でヒーラーという存在の定義を最低限説明するだけだ。
その後はキャラクターたちの日常の姿を見せることに注力している。
掴みとしては微妙な第1話だった。
ヒロインたちの日常パートが長すぎてテンポが悪い。
キャラや現状の説明も何もないのですでにファンの人向けな第1話という印象。
あらすじ
冒険者パーティーを役立たずとして追放されたゼノスは、治癒師のライセンスを持たない無免許治癒師。しかし実は彼の治癒魔法は規格外!?瀕死のエルフの少女・リリを救ったことをきっかけに、廃墟街に治療院を開業した彼のもとにどんどん人が集まって…?
制作
監督 吉崎譲
原作 菱川さかく
アニメーション制作 マカリア
免許制
この世界のヒーラーは免許制のようだ。
治療院という教育機関のような場所に通い技術を習得することでライセンスがもらえたり、
より高度な治療術を研究することができる。
主人公は治療院にも通わずライセンスもない、
闇医者ならぬ闇ヒーラーという立場。
富める者からは多く貧しき者からは少ない報酬で治療を行っている。
異世界ブラックジャック的な感じかと思って観ていたが、
戦闘が始まり拳で巨大な岩を砕く主人公。
どうやら医療系ではなくゴリゴリのバトルアニメのようだ。
書面契約のみの奴隷
1話では奴隷の少女が登場する。
人間の貴族に所有されひどい扱いを受けており、
体調が悪いにも関わらず主から墓荒らしをして金目の物を盗んで来いと命令される。
しかし腹痛で苦しんでいた少女は突如主人を襲い始める。
なんとなく悪霊にとり憑かれたんだなと察せないこともない。
しかしとり憑かれた描写は何もなく、
腹痛がピークに達してキレて襲い掛かったようにもみえる。
魔法もある世界観なのに奴隷契約は、
書面で残すだけで契約魔法とかはなさそうだ。
悪霊にとり憑かれた奴隷の少女は、
何の問題もなく主人の腹を切り裂いていた。
主人に逆らい放題な気もするが今後納得のいく説明もあるかもしれない。
ヒロインズ
開幕ヒロインと思しきキャラクターが出揃う。
エルフっぽい耳のキャラが多い。
金髪幼女エルフ・ダークエルフ・普通っぽいエルフ・猫耳獣人・謎に和風な幽霊など様々なヒロインがいきなり主人公の家に集う。
エルフが本当にエルフなのかはまだわからない。
なぜなら1話時点では見た目くらいしか情報がないからだ。
登場している時間自体は長いがどのキャラに関する説明がほとんどなかった。
軽い説明の一つでもあればキャラに愛着も湧きやすい。
しかし何の情報もない状態でなんの変哲もない日常パートを見せられるので、
1話冒頭としては退屈な内容になっている。